Ruby 1.9.1 リリース

Ruby 1.9.0 のリリースから 1 年と 1 月、ついに Ruby 1.9.1 がリリースされましたRuby 1.9.1 では基本的に Ruby 1.9.0 で積み残していた点や、不具合の修正、違和感のあった仕様の修正などが行われています。
Ruby 1.9.0 は非常にプレビュー色の強いものでしたが、1.9.1 は仕様も動作も安定性が増しています。よって、ライブラリの作者さんはそろそろ対応を初めて欲しいと思っています。一般のユーザにも、日々の便利ツールを作るためではおすすめできますが、Web フレームワークとして用いるのはやめておいた方がいいでしょう。

Rubyist Magazine 0025 号

Rubyist Magazine 0025 号 がでました。今回は事実上 Ruby 1.9.1 リリース記念号と化しています。
わたしも久しぶりに Ruby M17N の設計と実装 という記事を書いています。「〜の設計と実装」というタイトルはよく BSD 方面で用いられているもので、「The Design and Implementation of Citrus」という文書を誰かが書いてくれることを期待してのものだとかなんとか。
内容は、M17N とは何かから、Ruby M17N で用いている概念や各種機能を、なぜそうしたかも含めて解説しています。ゆえに、Ruby M17N に関する概念で書いていないものがあったり、なぜそうなっているのかがわからないものがあれば、書き漏らしだと思われるので教えてください。