Ruby会議2015

Ruby会議2015 1日目

家で Ruby 2.3.0-preview2 のsvnタグを打ってから優雅に会場に到着し、オープニングでリリースを行う予定だったのだが、雨で時間ロスしつつ会場へのラストワンマイルで迷ったため、焦ってしまっていまいちいい感じにならなかったのが残念だった。 そもそもこの手の公開なんちゃらの類では出演者は観察されるアリになりきって何が起ころうともありのままをみせることが正義だという認識が足りなかったのがよくなかったので、今度はリリースに際して何をしているかへろへろと見せるのが正しいのだろうと思いました。

Matz

2020年までにRuby3というのがびっくり。まぁ、バージョニングはCRubyにいくつかあるMatzの専権事項の一つではある。しかし、個人的にRuby3は高速化だけじゃなく、型とMVMも入っていて欲しいなぁ。

haml

闘争本能に身を任せてコードを書くってとてもいいことだと思うんですよ。 そういう純粋な心をずっと持ち続けて欲しいと思いました。

JIT

Rubyの実行系を改善しようという試みはこれまで何度か行われてきた。

TRICK

いい感じのネタが思いつかなかったので観客でした。正規表現でSAT解く

ESM Drinkup に入れなかったよぅと泣いていたら、しばたさんがうなぎに連れて行ってくれたので、中止のはずだったUnagiAwardが唐突に開催されました。 厳正なる議論の結果、今回は r50412 dln.c: check incompatible libruby を実装したなかださんに決まりました。おめでとうございます! なお、本人は件のESM Drinkupで呑んでいたので欠席でした。

Ruby会議2015 2日目

kosaki

世界のこさきさんによる、Linux上でのデバッグ記法紹介でした。 最近ついにLinuxはprofilingやtraceの機能が豊富なことに気付いてしまったので、高速化するときはLinuxを使うことにします……。

/\Atest.*unit\z/

知られざるRubyのテストを巡る長い戦いについての話。100% compatibilityとかひどいはなしでしたね……。 さておき、紹介されていたRuby自信のためのテストライブラリtest/lib/ですが、envutil.rbとかはコアをテストするためには何が必要なのかの知見が詰まっているので、なんかそういうのを作る人(誰?)にはとても良いと思います。

fake.rb

なんか2.3だとビルド中にfake.rbを生成する際にerb.rbを読めなくてこけるという問題があってhsbtさんが追いかけていたのだが、原因も再現条件もわからなくて困っていたのです。なので、再現する環境を求めていたのですが、ついにRubyKaigiで再現できたという方を見つけたのでそらさんと調べていました。そらさんがrbenvの問題だという所まで突き止めたので見てみたら、なんかクロスコンパイルのため?にWindowsでしか作っていなかったfake.rbを2.3からUnixでも作るようになったのが原因で、rbenvの最近のバグを踏んだのだとわかったのでPRなげた Remove leading `:` by eagletmt · Pull Request #836 · rbenv/rbenv · GitHub

つづきはいつかかくかもしれない・・・